談り架け(かたりかけ)事業

談り架け(かたりかけ)

 地域で活躍してきた人、地域で新たな取り組みをしている人、異能の人たちをゲストとして招いて、その人の世界を語ってもらい、「トークショップ」として、参加者たちとの交流の場づくりとして開催しています。

■ 2019年5月27日
 5月27日、令和元年最初の【談り架け(かたりかけ)24】を開催しました。
 ゲストはあおもり食命人(しょくめいじん)のあおもり地区代表・柿崎和江さん。
 テーマは、「甘麹(あまこうじ)」の素晴らしさとその作り方と、イタリア野菜を売り込んでいる「アオベジ」の取り組みについて。
 4種類のアオベジを試食しながら、素敵な時間を過ごしました。



■ 2019年7月2日
 日本フットパス協会理事の神谷由紀子さんをゲストに、「フットパスとまちづくり」をテーマに、フットパスがまちづくりの素晴らしいスキルであることを、全国のフットパスの現場の実情をあげながら、熱く語っていただきました。
 翌日、青森大学にて地域住人と青森大学学生に向けて、フットパスの作り方、そのポテンシャルについて語りました。



■ 2019年8月26日
 染色家・森たか子さんをゲストに開催しました。
 テーマは、「日本の古代の色」。平安時代、色彩のもつ意味や格式を、古代の歌を例にとりながら、受け継がれてきた色を解説し、その色を表現している染めの世界を話してもらいました。



■ 2019年9月13日
 ゲストは劇作家の工藤千夏さん。
 進め!青函連絡船という社団法人の理事、畑澤聖悟さんが主宰する劇団「渡辺源四郎商店」のドラマターグ。
 アメリカで演劇理論を学び、いま演劇に深く関わっています。青森と東京を往復しながら、高校演劇の指導や、青函連絡船の歴史を演劇で残していく活動を続けています。



■ 2020年1月7日
 ゲストは 相撲甚句の達人、大久保達夫さん(75歳)。
 中学校の時から相撲甚句の魅力にとりつかれ、初代若乃花と同じ釜の飯を食った三役呼び出しの永男(のりお)さんと出会って相撲甚句の道に入り、青森県に「青森相撲甚句会」をつくり、その代表に。

 朗々と歌い上げる粋な調子の相撲甚句に聴き惚れました。
 歌詞は、伝統的なものから、オリジナルなものまで数限り無いといいます。
 初場所直前の時期で、タイムリーな 談り架けとなりました。


■ 2020年2月17日
 ゲストは投扇興の名取、其扇庵青鳳(宇野正)さん。
 投扇興の歴史、道具、遊び方を講義して、参加者全員で実技にトライしました。
 広げた扇を投げて、桐の箱(枕)の上にある蝶を模した置物に当てて、その落ち方で点数を競う古典的なゲームです。
 扇子と蝶の置物の落ち方の形態が41種類あり、参加者が歓声をあげながら、雅な時間をすごしました。