森のプロジェクト(青森市浪岡王余魚沢)

青森市浪岡王余魚沢(かれいざわ)の森での活動

 森林公園「グリーンパークなみおか」を借用し、「王余魚沢倶楽部の森」とネーミングして、森と親しむイベントを継続しています。
 春は、私たちが発見したサンショウウオの卵塊を確認し、遊歩道の雑草を刈り払い、冬に落ちた杉の枝を撤収することから始めます。多くは、ボランティアの皆さんのお世話になります。
 6月~8月は、子どもたち向けに水棲生物の観察会や森の植物の観察会を開催してきました。森を流れる渓流美人川の川遊びも、子どもたちにとってエキサイティングな時間となっています。
 いつでも、だれでも入園していいことになっている「王余魚沢倶楽部の森」です。
 2019年度は、「あおい森からみどりの森へ、立志の森プロジェクト」を展開し、子どもたちの居場所(秘密基地)づくりを実施しました。
 大きな杉板に、子どもたちの将来の夢を書き、それを森の中に見つけた居場所の杉の立木に架けました。
 チェンソーアート実演、生き物観察、レクリエーション指導、川遊びなどなど、子どもたちの遊び心満載のプロジェクトを進めました。
 事業リポートとして「立志の森 王余魚沢」(A5判 14ページ)を刊行した。









































ニホンミツバチの飼育・指導

 ミツバチが減少傾向にあり、様々な要因が挙げられている。
 特に、ハイブリッドな農薬が大きな原因とされている。セイヨウミツバチの場合、養殖によってミツバチの個体数を保つことができるが、ニホンミツバチの場合、野生種ゆえに、農薬や病原菌や天敵によって個体数の減少を止めることができない。
 そこで、ニホンミツバチの生態を理解し、その減少を止めるための方策として、飼育する試みを、王余魚沢の森を始めている。
 飼育するために、ニホンミツバチを捕獲し、営巣を見守り、外敵から保護し、越冬を補助する作業を続けています。
 年々、ニホンミツバチ飼育者が増え、飼育のための情報交換が活発に行われるようになりました。